未経験からIT業界へ~「営業なんて向いていない」とからかわれた過去から今まで~

私は大学卒業後、小売業界に就職し店舗にて接客を行っておりました。

就職から二年が経過した時期に好きなことを仕事にしたいと考え、ベンチャー系のサッカーウェアメーカーの営業職に就職しました。

幼い頃からサッカーが大好きで、将来はスポーツに関わる仕事がしたいと思い大学ではスポーツジャーナリストを専攻していた為、転職当初は好きなことを仕事に出来ることはこの上ない喜びだと私は感じておりました。

具体的な仕事内容は営業職としてジュニアクラブや学校のサッカー部を訪問し「うちでユニフォームを作りませんか」と提案し契約を結ぶというものです。

契約を結ぶために毎日全国を回っていました。

監督やコーチと信頼関係を築き、自身が提案したユニフォームを着た子どもたちの試合を応援しているときは本当に嬉しくてたまりませんでした。

徐々に契約していただけるチームも増え、私は営業として自信を持ち始めていました。

しかし社内ではノルマが定められており、私はそれを達成できずにいました。

ある日部長との面談で言われた一言は今でも忘れません。

「お前が契約できているのは規模が小さい弱小チームだ。そんなチームには行かなくていい。

もっと規模が大きいチームだけ狙いを定めて営業をかけてこい」、「数字を確保するためには土日に営業をかけないといけないな」と。

例え強くなくても私にとっては大切なチームで大切なお客様だしたが、一社員として成果を出さなければならないことも理解しておりました。

それから私は休日を返上する形で土日には試合会場に足を運び飛込営業をかけては断られ、徐々に精神は崩壊していきました。

会社に戻ると「お前は営業に向いてないな」、「AV男優になればいいんちゃう」とからかわれ、私はとうとう居場所を失いました。

私の考えが甘いのかもしれません。

しかし次第に大好きなサッカーが嫌いになり私は退職を決意しました。

営業として働いた期間は八か月程でしたが精神は崩壊し、家族や婚約者の前で私は初めて大泣きしました。

次の仕事先も決まらぬまま私は退職し、何がしたいのかもわからないまま起きて寝るだけの生活を送っていました。

接客業を経験していた私は人よりコミュニケーション力があることを強みとしていましたが、営業職で結果を出せず退職したことでその自信も失い、「自分にできる仕事なんてこの世にはないのではないか」と考えていました。

無職で放浪していた私ですが、その間も婚約者は私を支えてくれており、このままではいけないと私は転職エージェントに登録しました。

どのような職種が私に向いているのか、アドバイスを頂きました。

そこで出会えたのが今のIT業界です。エージェーント経由で性格診断を行ったところ、私は冷静で理論的な性格のようでした。

時間を気にせず何かに没頭する時間を好むとの診断結果もありました。

思い返してみると幼い頃からパズルやプラモデルなどに没頭することが好きだった為、私に向いているかもしれないと思いIT業界で働くことを決めました。

IT業界において未経験だった私は当然活かせるスキルは無く、プログラミング言語のスクールに通いたいと考えておりましたが金銭的に余裕がありませんでした。

そこで私は独学でプログラミング言語の勉強をインターネット講座で始め、徐々にスキルを磨きました。

独学で勉強しているとはいえ、やはり面接は苦労しました。一次面接では人柄を評価してくださり通過することが多かったのですが、最終面接になると、業務内容の理解を深堀され詳しく突っ込まれると答えられないような知識でした。

なかなか内定も貰えず、日々面接を繰り返していましたが、何度もエージェントと面接対策を行い、IT業界の知識を深めることで退職から半年後に無事内定を頂きました。

現在は工業系企業のシステム部として働いています。

パソコンやプリンタにトラブルがあった際は問題解決に努めます。

その他にもシステムの開発や社内のネットワークを整備する業務など幅広く携われています。

営業職のように数字でお客を判断することなく、困っている人をサポートできる今の仕事を私は楽しんでいます。

元々人と話すことは好きでしたし、開発案件などは作業に没頭できるので私の性格に合っていました。

「営業職なんて向いていない」とからかわれた過去で自信を無くしていましたが、自分にも輝ける場所があると今では思います。

それを見つけるには自分一人だけの力では足りません。

自分自身で出来ると思っていることと他者から向いていると思われていることは違う場合もあります。

現に私は人と話すことは好きでしたし、スポーツが好きだったので営業職で輝けると自負しておりました。

しかし現実は真逆でした。

それを気付かせてくれるためにも転職の際は、誰かのアドバイスをもらうことをオススメします。

今の仕事が辛い、向いてないと思う人は、別のところで輝ける可能性があります。

一度しか無い人生ですから後悔のないよう輝いてください。

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